
6月晦日の今日、半年間の罪や汚れを祓うという
夏越(なごし)の大祓に行ってきた。
1週間ほど前から、本殿の前に茅で編んだ茅輪(ちのわ)が用意されていた。
社務所で受けた形代に名前を書き、交通事故で痛めた首や腰を撫で、
息を3回吹きかける。家族の分の形代も同じように用意し、神社へ。
時間になると、宮司さんがまず、穢れを祓う木の前で祝詞を奏上。
続いて宮司さんを先頭に、50人ほどの参列者が茅輪くぐりを行う。

茅輪をくぐるとき、宮司さんが
「みなづきの なごしのはらいするひとは
ちとせのいのち のぶというなり」と唱える。
(写真は大祓が始まる前に各自くぐっている様子)

くぐって左に回るときは左足から、
右に回るときは右足から。
拝殿へ上がって形代を納め、打ち出しのような太鼓を合図に大祓が始まる。

拝殿では大祓の祝詞が配られ、参列者も一緒に奏上。
カタカナでルビが振ってあるとはいえ、読むのは難しい。
老眼鏡を持っていかなかったというのもあるけど、
どこで句切れるのか分からないので、
息継ぎするポイントがわからない。
途中で、大祓の神事として、宮司さんが形代を納めた箱を開け、
布のようなものを裂いて入れている様子。
最後に榊を奉納して終了。
その後の宮司さんのお話によると、神事では祝詞の
「天都菅麻乎本刈断末刈切里氏八針爾取辟伎氏」
アマツスガソヲ モトカリタチ スエカリキリテ ヤハリニトリサキテにならって、布を八つに裂き、麻を裂いて箱に納め、
形代を浄めたということだった。
麻というのはイネ科の植物で,コメのように実が穂となるので、
コメをお浄めにまくように、麻を裂いて浄めるのだという。
その話を聞いて、先日から読んでいる本に書いてあったことを思いだした。
麻というのは、いまは大麻取締法によって栽培が非常に制限されているが、
実は土地を浄める力があるという。農薬や化学肥料で疲れ果てた農地に
麻を植える。3年経つと、完全に地力が戻るというようなことが書かれていた。
古来、夏に麻を着るのは、涼しさだけではなく、疫病などが流行るこの季節に、
身体を浄めて守ろうとする祈りが込められていたのではないかと著者は書いていた。
麻の栽培の話は別の機会に譲るとして、夏越大祓は無事終了。
これで今年前半のさまざまなことが終了し、
後半は少し安らかに暮らせますように!
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